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日本の携帯 海外進出加速 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091230-00000521-san-bus_all 『
日本製の携帯電話が海外でヒットの兆しを見せ始めている。経済成長とともに
ケータイが急速に普及している
中国を中心に、人気上昇中だ。
2000年代初め、
日本メーカーは続々と海外参入を図ったが、国内で人気の源泉だった高機能が仇(あだ)となり、撤退を余儀なくされた苦い過去がある。過去を乗り越え、海外開拓を目指した新たな挑戦が始まっている。
「液晶がきれい」。2009年7月、
中国・北京のホテルで開かれた
シャープのケータイ新製品発表会。映画「
レッド・クリフ」の主題歌を歌った
人気歌手アランさんが壇上で
シャープ製ケータイの魅力を語った。
シャープは08年夏に
中国市場に初参入。日本でヒットした「
アクオスケータイ」を持ち込んだ。4千元(約5万5千円)以上と高価格ながら同価格帯での販売ランキングで、09年3月から11月まで34週連続トップ2にランクインした。
人気の要因はその高機能だ。「
亀山モデル」で
中国でもブランド認知度が高い高精細な液晶を搭載。画面が90度回転し、横向きになる独自のスタイルも受けている。
ヒットの予感はあった。参入前からインターネット上では日本でシェア1位の
シャープのケータイが話題になっていた。市場調査したところ、
ケータイに興味がある層はネットを駆使する層と合致した。
中国ではネットから人気に火がつくことが多い。特に「
アフター80世代」と呼ばれる、80年代以降に生まれた裕福な
ネット世代が人気を牽引(けんいん)する。「日本で人気の商品を早く知りたいという傾向が強い」(
シャープ)。
市場は“日本標準”を欲していると読んだ。 「
iモード」をはじめとしたネットサービス、高精細なカメラ…。
日本のケータイは「世界の先端を走ってきた」とは、業界の共通認識だ。
しかし、
世界市場では、通話とショートメールのみの低価格機種が主流。
日本製ケータイは異端の存在だった。 だが、今後は
中国など
アジア地域でも大容量のデータをやりとりできる「第3世代」の通信方式が始まる。
携帯電話の普及が一巡すれば、次に求められるのは「機能」であり、これが日本製にスポットが当たり始めた背景だ。
「徹底的に最先端、高品質にこだわったことを
中国の消費者にお伝えする」。昨年7月の
北京での発表会で、
シャープの担当者は力を込めた。
固有の動植物が生息する太平洋上の島になぞらえ「
ガラパゴスケータイ」と揶揄(やゆ)されてきた
日本のケータイ。島の外に生息の場を求め始めた。』
日本の携帯は高機能だけど、
海外の携帯の需要とは違っていた為、今までは日本以外でなかなか売れなかった。
日本の
携帯ユーザーはデータを大量に遅れるとか、本来の通話以外の機能に重きを置いていた。 海外では通話と簡単なメールができればいい。だから
低価格のケータイが売れていたバックグラウンドがある。
つまり
日本のユーザーと
海外ユーザーは
ケータイに求めるものが違っていたのだ。 これから
海外の携帯電話は二分化すると思う。
一つはこれまで通り、必要最小限の機能があれば
安いケータイが欲しいと言う層。 もう一つは、日本のようにビジネスにも便利で
高機能のケータイが欲しくなると言う層。 その変化を大きく変えたのは
中国。
中国は経済発展と共に富裕層も大きく増加。 それでいて
中国は人口が多い。これまでもそれぞれの
ケータイの需要があったが、これからは日本同様、
高機能ケータイの需要が多くなると言う事。
日本経済が不況に苦しんでいる中、この
ケータイ需要の変化は少しは
景気回復に貢献するかもしれないね