NTTドコモ 再度アメリカ市場に挑戦http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090905-00000091-san-bus_all『
NTTドコモが米国で、
MVNO(仮想移動体通信事業者)として
携帯電話事業の展開を検討していることが5日、明らかになった。
米国の市場で
高性能端末への需要が高まっていることから、来年中の事業開始を目指す。
ドコモは90年代に
米市場で現地企業に巨額投資を行って失敗した経験があり、投資リスクが低いとされる
MVNO方式での再進出を狙う考えだ。
ドコモは
日本の携帯電話市場が頭打ちの中、金融危機後も成長を続けている
に着目。
需要の中心が割安なサービスからネット接続など高性能サービスに移っていることから、世界最先端の機能を盛り込んだ端末を武器に、
米国市場で事業拡大を目指す。
ドコモが
米国に進出するMVNO方式は、既存の
通信事業者から回線を有償で借り受け、
携帯電話やデータ通信事業を行う事業手法だ。
自前でインフラ整備をする投資リスクを避けられるため、
通信ベンチャーや異業種企業が
携帯電話事業に参入する際に用いることが多い。
ドコモの米市場参入では、提携関係にある
AT&Tか
Tモバイルから回線を借り受ける可能性が高いとみられる。
ドコモは90年代から2000年代初めにかけ、
AT&Tワイヤレスなど
米通信大手に巨額投資を行い米市場参入を目指したが、
ITバブルの崩壊を受け1兆円以上の損失を出して撤退した。』
NTTドコモが以前1兆円の大損害を被った
アメリカ市場に乗り出す。
今度は投資リスクの少ない
MVNO方式だそうな。
まあ、自前で通信のインフラ整備をしなくていい分、楽と言えば楽だけどね。
NTTドコモは国内の
携帯需要が飽和し、
ソフトバンクや などとの競争も激化している状況で将来を見据えた種を撒くと言う事だろう。
電電公社という公共事業だった遺産も、
NTTと共に段々と年が経つにつれてメリットも薄れてきた。
日本の携帯市場が今後急激に伸びる見込みがあまりないなら、海外に活路を見出すしか会社の業績を伸ばす術はないと言う事だろう。
大市場である
中国の携帯電話では
フィンランドのノキアや
韓国のサムソンやLGに押されっぱなしで、日本企業では僅かに目につくのが
パナソニックだけ。
日本の携帯電話メーカーも苦しんでいる。
その
携帯電話メーカーにとっても、
NTTドコモの
アメリカ進出は朗報だろう。
高性能携帯電話の底力を見せられるチャンス到来だ。
さて、今度は投資額を抑えて利益を狙うが、
NTTドコモはうまく
アメリカ市場に食い込めるか?
NTTドコモが、
日本の携帯電話を世界に食い込ませる第1歩となる結果になるといいけどね。
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