携帯事情は海外と日本では、かなり違う。
携帯電話について、最大の違いは契約方式だろう。
日本では、基本的にNTTドコモやソフトバンク、AUなどの会社と契約しなければならない。
その結果、家族割りを始め、各社色々な割引がある。
説明書をよく読まないと、どれが一番自分にとって安くて便利なのかわからないくらいだ。
それに、携帯電話契約時に1年契約とか期間を定めているので、機種本体は格安もしくは無料で手に入れる事ができる。
これが日本の特色だろう。
一方、海外の携帯事情はどうか?
もちろん海外と言っても、世界200カ国以上あるわけだから、一言で括れるものではない。
しかし、日本と違って、プリペイド方式が幅を利かせている気がする。
オーストラリアでもメキシコでもそうだった。
例えば、メキシコの場合、Amigoというプリペイドカードを買って番号をもらい、それを携帯で番号を入力して送信すれば使えるようになっている。
メキシコでも2~3社電話会社はあるが、ほとんどこの方式を取っている。
つまり、携帯電話本体を買えば、長期間の契約は全く必要ない。
その代わり、携帯電話本体はそれなりの値段がして、日本みたいに安くはないけどね。
けれど、これが携帯電話の普及を押し上げた。
固定電話と違い、携帯電話なら自分が使った分だけ、お金を払えばいい。
カードの番号の有効期限は2ヶ月だが、最低1000円くらいの出費で済むのだ。
それが1ヶ月にいくらと使っても使わなくてもお金が取られる固定電話と大きく違うところだ。
だから、固定電話を付けられなかった貧乏人にまで、携帯電話は広がっていったのである。