携帯電話世界事情の記事を、ある新聞で読んだ。
ITUという国際電気通信連合という国連機関がある。
世界の携帯電話の標準形式とかを論議するところだ。
同じ携帯電話といっても、方式は一定ではないんですね~。
携帯電話の第2世代は、欧州のGSM、 日本方式のPDCがある。
日本の携帯電話方式は違っていたので、日本では独占的に扱えたが、いざ海外に進出しようとしたところで阻まれたという苦い経験があった。
技術的にはさほど大差なかったようだけど、国が代わっても使えるという概念がなかったらしい。ヨーロッパではほとんどの国が陸続き。
そんな時、国境を越えると携帯が使い物にならないというのは不便だ。
そういう事を意識した欧州と島国で自国中心の環境を考えて作った日本。
東南アジアとかのシェアとかも負けるよね。
現在の携帯電話は、第3世代だ。
日本の携帯は第2世代から第3世代に代わっていっているみたい。
日本は携帯電話第2世代の教訓として、第3世代は欧州と手を組んだ。
そして誕生したのがW-CDMAだ。
他にはアメリカのクアルコムのCMA2000がある。
現在、世界的に携帯電話市場をみるとどうなってるのだろう。
携帯電話の需要はドンドン伸びていると言う。
まあ、それはわかっていた事だけど、問題は内容だ。
巨大な伸びを示しているのは、中国、インド、ブラジル。 いわゆるBricsと言われている国々だ。
携帯使用者は、中国が4億6千万人、インドが1億6千万人、ブラジルが9990万人と出ていた。
ちなみに日本は1億ちょっと。
日本では9割近くが携帯を持っているということか?
まあ、会社から携帯を持たされて、一人で2つ持っている人もいるけどね。
中国、インド、ブラジルは人口から考えても、携帯電話使用者はまだまだ伸びる要素がある。
ITUによると、中国、インド、ブラジルで使われている携帯電話は第2世代が中心なのだそうな。
第3世代を販促しないと、日本企業としてはあまりメリットがないみたい。
あれだけ電気製品等の技術力と言われていた日本だが、海外に行くとほとんど日本企業の携帯電話を見かけないのもわかる気がした。