携帯電話会社の儲け方が変化
一方の端末代は「0円」携帯の販売に歯止めがかかり、平均5万円台に値上がりしている。
携帯電話料金は、基本使用料と音声通話料、データ通信料を合わせたものだ。NTTドコモの場合、07年度の1契約当たりの月額通信料金の平均は、04年度の7200円から6360円となり、08年度は5640円に下がる見通し。
値下げ競争の先陣を切ったのは、ソフトバンクモバイルが07年1月に始めた月額基本料980円の「ホワイトプラン」。
一気に2000円近く引き下げ、夜間の一部を除いて自社の携帯間の通話を無料とした。
「0円」携帯の見直しも大きい。本来は数万円する端末代を、携帯電話会社が販売店に「販売奨励金」を支払うことで安くしていた。
利用者は端末の買い換え時に恩恵を受けるが、一方で通信料は割高だった。総務省の後押しでドコモとKDDIも料金体系を改めた。
これで基本料は下落。ドコモは05年11月に1890円だったが、07年11月に1050円にした。ソフトバンクへの対抗から、さらにKDDIは6月10日、ドコモは7月からそれぞれ980円のコースを導入する。
ただ、通話料金は3社とも10年近くほとんど変わっていない。基本料980円の場合、携帯同士の通話料は3分間で120円(税抜き)。
また、データ通信はKDDIが03年11月に月額4410円の定額制を導入して以来、各社とも「使い放題」の定額制が普及している。
こうした中、ソフトバンクが7月11日から発売する米アップル製の携帯電話「iPhone(アイフォーン)」の実質価格を最安タイプで2万3040円に決めたことは、業界に波紋を広げそうだ。
アイフォーンの本来の価格は6万9120円。ソフトバンクが差額を販売奨励金として負担するからだ。
ただ、ソフトバンクはアイフォーン専用の料金体系を新設。基本料金980円に、データ通信使い放題の5985円などを加えた月額7280円。
本体の分割払いを加えると、利用者は2年間で最低19万7760円必要になるうえ、2年を過ぎても安い料金プランに変更できない。
5万5000円前後のドコモの最新機種を購入した場合、キャンペーン割引制度を利用すると端末を含む2年間の支払い総額は17万5960円で、ドコモの方が総支払額が安い計算になる。【前川雅俊、秋本裕子】』
今までのケータイ端末0円ということ事態、本来からすれば異常だったのだ。
そんな事している国は、日本以外に他にあるだろうか?
海外ではプリペイド式の携帯電話が多いから、通話料から取ってやれという発想はない。
利用者としてどちらが得なんでしょうか?
携帯電話各社、色々な料金プランがでているから、じっくり検討する必要があるね。
それにしても、ソフトバンク。 アイフォーンだけは、料金回収のコンセプトが違うようですな。
やはりアイフォーンは、購入時の価格を安くすれば、更なる需要を掘り起こせるとみたんでhそうかね?
ソフトバンクの戦略に要注目だね。